
学歴ロンダリング とは
【 学歴ロンダリング 】とは、就活のために自身の出身大学よりレベルの高い大学院に進学することだそうです。
ここで重要なことは,「就職のために」ということでしょう。
すなわち,就職を有利に進めるために,出身大学より優秀な(ネームバリューのある)大学院に進学することをいうようです。
つまり、「行きたい研究室がある」など前向きな理由で出身大学よりもレベルの高い大学院に進学することは、本来は 学歴ロンダリング とはいえないのです。
一方で,一般的にいう「 学歴ロンダリング 」は上記のような「就活」を意識しておらず,
大学よりもレベルの高い大学院に行くということになるかと思います。
私も実際に, 学歴ロンダリング をした人間です。
詳細は別記事に譲ります。
今回は,実体験を踏まえて, 学歴ロンダリング がどうであったかを紹介したいと思います。
実際どうだったのか
学歴ロンダリング の経験は実際にどうであったのか。
タイトルにもあるように,担当直入に「得しかない」と私自身は考えています。
その理由について,以下4点で説明をします。
教育の水準が高い
学歴ロンダリング は,自身の出身・所属大学よりもランクの高い大学院に進学することであると冒頭で確認をしました。
従って,その大学院での勉強・研究の内容や質は明らかに自身の出身・所属大学よりも高いわけです。
また,教員人も優秀な方が多いですし,やはり,ロンダリングの原理から考えて教育の水準が高くなることは間違いないでしょう。
また,そこに所属する学生や研究員の水準も高いことは言わずもがなです。
そのような環境で学校生活を送れることは得以外の何ものでもないように思います。
評価する基準とされる
現代社会では,所属や学歴などは,その人を評価する1つの指標になることは,みなさんの経験上理解しやすいところかと思います。
学歴ロンダリング をした際,その学校名は在学中ですと「現在の所属」になり,卒業後は「最終学歴」になります。
このように,所属や最終学歴を伝える際,ネームバリューのある名前であると,相手に与える印象が大きく変わります。
従って,所属や学歴などは,その人を評価する1つの指標になるのです。
これは悲しい現実でもあります。
その人の人となりや活動は評価の対象としての重みが軽く,学歴や大学名というわかりやすいラベルが評価を大きく左右する要素となりうるという現代社会に根付いた学歴・能力至上主義の最たるものかと思います。
そうはいっても,この社会でやっていくには,悔しいですが,高学歴の方が優遇されるのです。
ならば,それを掴み取るしかないのです。
私自身,学歴ロンダリングをしましたが,大学時代と,大学院時代で世間から受ける評価に天と地の差があることを明確に感じます。
就職・進学に有利
上記で述べた,「評価」という観点で,就職や進学というところでの学歴の影響は大きいです。
特に,就職や進学の際の「面接」では,面接官は数分〜数十分,あるいは会うことなく,その人を評価する必要があります。
その際にその人の能力をわかりやすく示すものの一つが学歴なのです。
無論,無名私立大学と,国立大学が書いてある場合では,そのほかの要素(例えば課外活動や勤勉性など)を一歳考慮せず国立大学出身者を採用するわけです。
悔しいですがそれが現実です。
その点では, 学歴ロンダリング はもちろん有効ですし, 学歴ロンダリング が成功した場合,「得」なのです。
心理面の安定
結局この点が一番大きいと思います。
学歴ロンダリングをしたい,と考える人は私も含めて,何かしら今の学歴に不満やコンプレックスを持っているわけです。
学歴ロンダリングを成功させた暁には,この点が解消されることが大きいです。
もちろん,入学した後に,授業についていけないことや水準が高すぎるという困難はロンダリングしている以上つきものかとは思います(この点は副次的な内容で,学歴ロンダリングの本質とはかんっけいないと考えています。あくまでも,学歴が欲しいと考えることが学歴ロンダリングと考えています)。
ただ,その大学院に入学したこと,現在の所属であること,という事実は変わりません。
そういった点では,自己満足の領域かもしれませんが,これまでの学歴に対するコンプレックスを克服し,心理的な安定をもたらすことは間違いないと思います。
マイナスの意見もある
学歴ロンダリングには,マイナス意見もあります。
巷でのそのような意見を具体的にここでは取り上げませんが,私が実際に体験して考えたマイナスな点を下記2点述べます。
入学後の大変さ
心理面の安定の箇所で少し述べましたが,出身大学よりも大学院の方がレベルが上がるということは,大学院での勉強・研究のレベルも上がるということです。
これは,教育の水準が上がることとも関連しますね。
従って,マイナスな点としては,大学院の入学後も勉強や研究を人一倍頑張る必要があるかもしれません。
この記事では主に,「大学名」がどのように活かされるか,どうお得か,を述べてきましたが,実際の大学院の中での生活は簡単ではないかもしれません。
でも大丈夫です,大学院は終わりがあります。修士課程であれば2年ですし,博士課程となると最低3年という言い方しかできませんが,必ず終わりがあります。
その期間を耐え抜けば,あなたの勝ちです。
従って, 学歴ロンダリング の利点と,このマイナス点を差し引いても利点の方が大きいと考えています。
学生支援の薄さ
私はこの点を肌で実感しました。私の場合(私の出身大学 vs 進学先の大学院)の比較なので,全ての人に当てはまるわけではありません。
それは学生支援の薄さです。
私立大学は資金が豊富なので,学生の学業の支援や就活の支援が手厚い感じがします。
一方で,国立大学は学生支援に関する資金が少ない(少なさそう)だけでなく,学生支援職員も何か元気がないというか,積極的ではないというか,そのような感じがします。
この点がマイナスであると思います。
一方で,これも上記と同様に, 学歴ロンダリング の利点を覆すようなマイナス点ではないように思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は私の実体験を踏まえ, 学歴ロンダリング のお得さについて述べました。
特に,下記のような点でのメリットは大きいのではないでしょうか。
学歴ロンダリングをしたい,と考える人は私も含めて,何かしら今の学歴に不満やコンプレックスを持っているわけです。
学歴ロンダリングを成功させた暁には,この点が解消されることが大きいです。
学歴ロンダリングで得をするのはあなたですし,あなたの学歴です。
あなたが 学歴ロンダリング を望むのであれば,実施することを強くお勧めします。
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